亡くなってから長い時間動かさずにいると死後硬直で手足がつっぱった状態で固くなってしまい、火葬炉に収まらなくなる可能性があります。ペットが亡くなられたら、前・後肢を胸の方へやさしく折り曲げてあげてください。
お湯で湿らせた布などで、頭部、顔そして全身をやさしく拭き取ります。
ご遺体から体液が滲み出す場合がありますので、あらかじめシートを敷いて、口や肛門周辺をガーゼで拭き取ってください。
暑い季節は遺体の傷みが早いため、保冷剤やドライアイス※1をタオルにくるんで腹のあたりにあたるように一緒に入れます。お清め後、タオルはビニール袋に入れ処分してください。
大事な家族を離したくない気持ちはわかりますが、亡くなった瞬間から腐敗は始まります。
時期にもよりますが保冷剤を使ったとしても2日~4日くらいが限度でしょう。腐敗の進行を遅らせる処置を行い、お別れの準備をしましょう。
遺体は、生前眠っていたときのように安らかな姿にしてあげてください。
また、火葬する前に家族が納得・満足するようにお別れの儀をおすすめしております。
手続きの際の提出書類は
・犬の死亡届出書
・鑑札及び狂犬病予防注射済票
の2点です。
手続きは、各自治体の動物保護センター、役所の窓口などで受け付けていますので、詳しくは、お住いの各自治体の案内をご確認ください。
特に申請期限は設けられておりませんが、手続きをしないと毎年3月に、狂犬病予防注射案内通知書が届きます。
もしも、手続きが間に合わず、狂犬病予防注射案内通知書が届いてしまった場合は、封筒に記載されている連絡先に連絡して、飼い主様の情報、犬の名前・種類・鑑札番号など必要な情報を報告して下さい。
令和4年6月1日以降にペットショップ等で購入した犬・猫には必ずマイクロチップが装着されており、それ以前に飼い始めた犬・猫に関してもマイクロチップ装着が努力義務となっています。
マイクロチップが装着された犬・猫を飼い始めた場合や、新たにマイクロチップを装着した場合は、30日以内に所有者情報の登録が必要です。
マイクロチップを装着した犬・猫が亡くなってしまった場合は、所有者情報を登録した際の「登録証明書」を準備の上、公益社団法人日本獣医師会にオンライン又は郵送で申請手続きをします。
※1ドライアイスは当所での、購入が可能です。約5kg 3,300円(税込)
環境への配慮により、お棺は当所指定のもののみとさせていただいております。
詳しくはお問い合せください。(段ボール棺は不可)
また、副葬品については、生け花や、食べ物が可能ですが、少量のお供えをお願いしております。